施工キーワードあれこれ:エイジング塗装編1

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エイジング塗装

投稿日:2020/09/29 | 最終更新日:2020/10/05

こんにちは、アーティーズのふくもとです。

普段いろいろな種類のアート制作施工をしていますが、

今回は『エイジング塗装』について、各キーワードに注目しながらご紹介していきます。

いつも見ていた雑貨やお店の壁面も実はエイジング塗装なのか~と、身近に感じられるきっかけになればと思います。

それではご覧ください。

(2020-10-05:一部加筆しました)

今回のキーワード:エイジング塗装

初回ということでまずはここから!

『エイジング』『エージング』という言葉は様々な業界で使われる場合が多いですね。

業種によって意味合いも変わってきますが、時間が経過する様子が含まれていると思います。

私たちの業種で『エイジング塗装』と使われる場合は

『素材が経年変化した様子を模した塗装』になります。

木材や金属が古くなったりサビていったりと、新品の材料だった時から年月が経つことで表情を変えていきますよね。

この経年変化を塗装で表現する、というのがエイジング塗装の基本部分となります。

関連キーワード

近い意味合いのキーワードとして以下のようなワードが挙げられるでしょうか。

アンティーク加工、ビンテージ加工、フェイク加工、シャビー、汚し塗装、ウェザリング、ダメージ加工、エイジング加工(塗装ではなく加工が主たる技として)

 

家具、雑貨、プラモデル、車、服、映画のセット制作など、業種で使われるキーワードが異なってきますが、気持ちは一緒ですね。たぶん。

新しかった素材に、長い時間を重ねたかのような表情を加えることで付加価値を付ける、といった作業がエイジング塗装なのです。

上記にフェイク加工も挙げましたが、ベースが全く違う素材から塗装を始める場合もあります。

真っ白な壁を少しサビが入った黒皮鉄板風に塗装して、ガラリと雰囲気を変えることも可能です。

全く違う素材に見せる場合は、塗装前の素材の選択や下地処理などから慎重に選択して、

より本物らしく見えるような工夫が必要となります。

こんなところにエイジング塗装

実際にエイジング塗装がされている事例を簡単にご紹介します。

店舗の壁面、家具什器、扉など

カフェ、レストラン、居酒屋、アパレルショップ、ヘアサロンなどの壁面をよーく見ると、塗装だったりします。

重そうな鉄の壁、風化した板壁などを、エイジング塗装によって表現していたりしています。

手に取る商品の棚が風合いある表情だったりしたら、もしかしたら塗装が入っているかもしれません。

ディスプレイオブジェ

イベントやウインドウの中で、商品を引き立てるオブジェなんかもエイジング塗装してあるものがあります。

遊園地のアトラクションにも取り入れられています。

看板

お店の顔となる看板をこだわりたい場合にもエイジング塗装の出番ですね。

新装開店の日から、古く見える看板を掲げることができます。

本物の素材で制作したら朽ち果てる速度が早そうな看板でも、

塗装で制作することで制作時の見た目を長く保つことができることが可能になります。

本物の素材とのエイジング塗装

とはいえ、本物の素材はやっぱり良いわけです。

長年使われている重厚感のある鉄製の扉、原木から切り出された一枚板でできた使い込まれたテーブル、

本当に長い時を経たことでアンティーク家具…

最高ですよね。ぜひ自分のお店や自宅に置きたいですよね。

しかし、そんな本物のアイテムには数に限りがあります。

探し出すために多くの時間を費やすかもしれません。

もちろん、探し出すことを否定する気持ちは全くありません。

歴史が詰まったアイテムをお店に置くことで、大事なアクセントができ、品格が高まります。

ここで言いたいのは、このような素敵なモノたちを置きたいという理想を実現させるために、

エイジング塗装がお手伝いできるかもしれないということです。

演出したいイメージを伺います

あの歴史あるお店にあるような門扉を自分のお店にも設置したい、

あの古い家にあるような家具と一緒に生活したい、

その演出のためにエイジング塗装を取り入れてみるのはいかがでしょうか?

お客様からヒヤリングを行いながらお持ちの理想イメージを伺いして、画像資料などで方向性を検討、施工することが可能です。

また、実際にアンティーク家具などをお持ちで、それに合う空間を作りたい、という場合もエイジング塗装を活かすことができます。

本物の素材とエイジング塗装は、こうして同居させることも可能なのです。

ここには本物のアンティーク家具置いて、こちらにはエイジング塗装でテイストを合わせた壁面を制作、と計画していくことで相乗効果が生まれ、

イメージしていた空間づくりを更に実現させることができるかもしれません。

まとめ

まずは初回ということでエイジング塗装の基本部分に触れていきました。

もっと具体的なご説明を求めていた方すみません。今後また掘り下げて補足していきたいと思います(汗)

今回エイジング塗装を取り上げましたが、もっと細分化していくと、

古材風塗装、金属風塗装、モルタル風塗装など枝分かれしていきますし、

金属風の中でも鉄風、緑青風、シルバー風、真鍮風など、各金属の風合いに注目していくことができます。

また、サビ(錆)、ひび割れ、クラック、虫食い穴、浮造り、などなど、ダメージ加工系についても触れてご紹介できればと思います。

アーティーズでは他にも壁画制作やオブジェ制作もしており、それらを総合して内外装のトータルコーディネートも承っております。

ご興味ある方はぜひ施工事例や会社紹介ページもご覧下さいませ。

こちらからどうぞ

施工事例

会社紹介

それでは駄文ながら『エイジング塗装』についてのご紹介でした。

 

それではまた次回ブログにてよろしくお願いします。

(ふくもと)

 

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